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京都旅続きます。

詩仙堂を堪能した後はホテルに直行しチェックイン。少しゆっくりして夕食に出かけました。
今回予約したのは
"ひらまつ高台寺" のフレンチです。
もともと京懐石のお店をひらまつがフレンチに改装したようです。タクシーを降りると目の前には風格のある門と石段が…

玄関を入ると中は洋風に改装されエレベーターで4階にあがります。

通されたのは窓際の席でしたが、
スタッフの方がアペリティフはテラス席でいかがですか?と聞いて下さり、外に出ると…
目の前には八坂の塔。今や西山の峰に太陽が沈んで行くところでした。

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この日、日中は夏日で半袖で歩いていましたが、今は外での食事にちょうど良い気持ちの良い気温です。
まずは京都の苺、京の雫のちょっと甘いワインとアミューズを頂きました。

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うっとりするようなサンセットを眺めながらのお食事の始まりでしたが、すっかりその雰囲気が気に入った私達はこのままこちらで頂きます、ということになり

赤ピーマンのムース
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フランスロワールのホワイトアスパラガス

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愛知の黒みる貝のポアレ
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フランスロゼール産仔羊
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お任せのコースでしたが好きなものばかりで幸せでした。
こちらのひらまつグループは都内にもいくつかレストランがあり、ここのところ行く機会が何度かあったのですがいつも思うのは
季節の素材を的確な調理法とシンプルなソースで、その味を最大限に生かして仕上げられているということです。
最近流行りの複数のソースを添えて、途中で味がわからなくなるというものではなく、付け合わせもシンプルに添えられていて、新しい感覚でありながら伝統を守る、本物のフレンチだと思います。

今まで行ったひらまつのどのお店もお料理は完璧で言うことなしに満足するのですが、残念に思うことが一つありました。それはスタッフの方々の態度がフレンドリーさに欠け、お客を心底リラックスさせてくれないのです。

ところが、今回の京都のお店のスタッフは皆さんとても素敵で楽しく会話をしながら食事をすることができました。
それは本当に嬉しいことでした。

それと、これは大きな??なのですがどのお店も赤ちゃん連れオーケーなのです!
京都のお店も同じでした。ずっと泣いて騒いでる子供を連れた人達が1組いました。

ひらまつはフランスで日本人として初めてミシュランを取ったお店です。それにもかかわらず…
今の日本、レストランにとっていちばんのターゲットがそのような若い人たちだと言うことか…
赤ちゃん連れを拒否したら成り立って行かないのか…と考えるとそれはそれはゆゆしき問題です。

海外で夜、レストランに行けば若い人はほとんどいません。若い人たちは、自分たちの立場と行くべき場所を心得ています。

幸いにして、私たちはテラス席でしたからガラス扉が閉められ中の騒音は戸を開けた時だけしか聞こえませんでした。
よかった〜〜

最後は
再び京の雫を使ったシャーベットのデザートとハーブティ。
なんと、完璧なメニューの組み立てか、とそれにも深く感動しました。

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帰る頃には京の町がライトで浮かびあがり

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素晴らしいお食事が終わりました。
次回、また来たいと思いますが、
願わくば、小さな子供連れだけはなんとかして頂きたい。
寒い季節にはテラス席で、という訳に行かないのですから。

タクシー(京都ではお供といわはります)を呼んで頂き、良い気持ちでホテルに帰りました。
例によって、DVDを1本見て、おしゃべりしながら
おやすみなさい。
Yちゃんも大満足な1日目が終了しました。

by jonny0727 | 2018-04-24 09:39